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2025.11.13

AI時代に必要なのはアナログ思考

子どもの論理的思考力を伸ばす家庭トレーニング

AIが一瞬で答えを出してくれる時代になりました。
検索すれば解き方も、例文も、戦略さえも手に入ります。

しかし、それでもなお、子どもの未来に必要なのは
自分の頭で考え、判断し、言葉にできる力です。

私はロジカルAIスクール(ロジスク)で毎週子どもたちと向き合っていますが、
AIを使いこなす上でも、最初に必要なのは
アナログで積み上げる思考の土台だと、日々強く感じています。

この記事では、AI時代だからこそ重要になる
論理的思考力の育て方を、家庭でできる方法と合わせてお伝えします。


AI時代でも消えない思考の価値とは

AIの進化で、知識を覚えることや、答えを出すスピードには価値が薄れています。

必要になるのは
情報を整理し、状況を比較し、次の一手を考える力です。

つまり
・考える
・創る
・伝える

という、人間ならではの3つの力。

これはAIだけでは身につきません。
子ども自身が、手を動かし、選択し、失敗し、理由を考える。
そんなアナログの経験の積み重ねが、思考の地盤をつくっていきます。


アナログが思考を育てる理由

ロジスクではAIを使った活動がある一方で、
実はプリント学習、サイコロ計算、ボードゲームなどを多用しています。

なぜかというと、
アナログには次のような力があるからです。

  • 自分のペースで考えられる
  • 情報を目で見て整理できる
  • 判断や予測を言葉にしやすい
  • 自分の選択が結果にどうつながるかが体感で分かる

AIは優秀ですが、思考の過程を奪いがちです。
だからこそ、アナログで考える訓練が欠かせません。


家庭でできる論理的思考トレーニング

今日からすぐに取り入れられる方法を3つ紹介します。

1.結論ではなく考えた道筋を聞く

例えば
どうしてそれを選んだの?
ではなく
どうやってその答えになったの?
と聞いてあげると、子どもは自分の思考を振り返る習慣がつきます。


2.比較から始める話し方に慣れる

ロジスクでは、物事を
・比較
・分類
・結論

の順で説明する練習をしています。

この順番に慣れると、作文・面接・話し合いなどさまざまな場面で論理的に話せるようになります。


3.小さな疑問を一緒に深掘る

なぜ雨が降ると思う?
どうしてそのルールがあるんだろう?
と理由を探す会話を積み重ねるだけで、仮説を立てる力が伸びていきます。

もっと体系的に知りたい方は、ロジスクの学年別カリキュラムをご覧ください。
→ コース紹介ページ(https://logicalaischool.com/course/)


ボードゲームは論理的思考の宝庫

ロジスクではボードゲームは欠かせない存在です。
楽しみながら、次のような力が育つからです。

  • 先の展開を読む力
  • 相手の思考パターンを読む力
  • 情報を整理し優先順位をつける力
  • リスクとリターンを判断する力
  • 時間内で決断する力

アプリや動画では育ちにくい、人間相手の読み合いがここにはあります。


「ハゲタカのえじき」で育つ読み合いと期待値感覚

特におすすめなのが、ロジスクでもよく使う
「ハゲタカのえじき」
というカードゲームです。

シンプルなのに深いルール

  • 1から15のカードを同時に出す
  • 得点カードを誰が取るかを競う
  • 同じ数字を出すと無効

この無効ルールが、思考を一気に深掘りします。


育つ力 1

期待値を考える習慣

例えば、10点が出たとき
強いカードで取りにいくか
あえて低いカードで他の人同士をつぶし合いにするか

子どもは自然と次の要素を考え始めます。

  • 勝つ確率
  • 損するリスク
  • 相手の手札の残り
  • 自分の手札の価値

これはまさに期待値の調整です。
勉強ではなかなか育ちませんが、ゲームでは子どもが夢中になって考えます。


育つ力 2

相手のクセを読み取る力

兄は強気、友達は慎重など、
人の行動パターンを読む練習になります。

AIには絶対に再現できない、人の感情やクセの理解がここにあります。


育つ力 3

一発勝負の決断力

同時にカードを出すため、躊躇すれば負けます。

この状況は
迷う
予測する
決める
という思考サイクルを強制的に回すため、判断力が鍛えられます。


ロジスクがアナログを大切にする理由

AIスクールなのに、実物教材が多い。
これは意図的です。

推理プリント
サイコロ計算
スリーヒントクイズ
ボードゲーム

これらはすべて
・考える
・創る
・伝える
の土台をつくるために設計されています。

教室の様子はこちらに詳しくまとめています。
→ 教室についてページ(https://logicalaischool.com/about/)


AI時代の思考力教育の最適解

AIを使いこなすには、
AIに任せる部分と、人間が判断する部分の線引きが必要です。

その線引きができるのは
先読み力
言語化能力
論理的思考力
情報処理力
という4つの基盤能力を持つ子どもです。

ロジスクでは、この4つを
アナログとAIの両方から育てています。


まとめ

論理的思考力は日常と遊びで育つ

難しい問題集をやらなくても
論理的思考力は家庭の会話や、たった15分のボードゲームで伸びていきます。

子どもは遊びに夢中だからこそ深く考えます。
そして、考える経験の積み重ねが未来の力になります。

もし、もっと体系的に伸ばしてあげたいと感じたら
ロジスクの無料体験で子どもがどんな表情で学ぶのか、ぜひ見てみてください。

まずは無料体験授業へ
→ (https://logicalaischool.com/)


著者
川島優貴
AIパートナーズ株式会社 代表取締役

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お気軽にロジスクの「考える・創る・伝える」を
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