AI時代に「創る力」を育てる。ロジスクの新コースが教える“人間らしさ”の本質
「うちの子、作ることが好きなんです」
「AI時代に、どんな力を伸ばすのが正解なんでしょうか」
そんなご相談をいただくことが増えてきました。
ロジカルAIスクールでは開校以来、考える、創る、伝える を軸に、プリント学習とAI探究を組み合わせた独自カリキュラムを提供してきました。
しかし最近は、
- プリントより、創作・表現を中心にやりたい
- AIを使って、音楽や動画、物語を子ども自身の力で作らせてほしい
- 最新の技術と“人としての感性”の両方を身につけてほしい
そんな「創造性特化」へのニーズも確実に高まっています。
そこで新たに、ロジスクでは クリエイティブAIコースを開設することにいたしました。(開校に向けて準備中です)
このコースは、ただ楽しく創作させるだけのコースではありません。
AI時代における “人間らしさの本質” を学ぶためのコース です。
AIで音楽も映像も物語も作れる時代。でも、それだけでは子どもは成長しない
AIを使えば、
音楽も、映像も、イラストも、物語も、数十秒で作ることができます。
けれども——
「作れる」こと自体には価値がなくなる時代が、すぐそこに来ています。
プログラミングが“書ける”だけでは価値がなくなったように、
絵が“描ける”、音楽が“作れる”、動画が“編集できる”ことも、
AIが肩代わりしてしまう時代が来ています。
では、何が価値になるのか。
それは、
・何をつくりたいのかという想い
・その想いを言葉にする力(言語化能力)
・作品に宿る「自分らしさ」
・他者の権利を尊重し、人として誠実である姿勢
AIが代替できない“人間らしさ”こそ、これからの創造の中心になると考えています。
ロジスクが重視する「著作権」「オリジナル」「身体性」という3つの学び
このクリエイティブAIコースの設計には、
著作権団体の専務理事(大学教授でもある専門家) に監修いただいています。
学校ではほとんど扱われない、しかしAI時代の創作者にとって必須のテーマ、
・著作権とは何か
・オリジナルとパクリの違い
・オマージュとは何か
・創作と倫理
・“自分の作品”とは何か
これらを子どもにもわかる形で学んでもらいます。
例えば授業では、こんな「デモ体験」をします。
■ 子どもたちが作った作品を、先生が“勝手に売る”デモ
ある日、子どもたちが作ったイラストや物語を、先生がこう言うのです。
「この作品、先生が勝手に売ってくるね。売り上げは全部もらっておくね!」
子どもたちは驚きます。
「え、僕が作ったのに?」
「なんで先生が勝手に?」
そう思った瞬間、初めて「権利」の概念が腑に落ちます。
著作権という言葉より先に、
“これは自分のものだ”
という感情が湧くことが大切です。
この体験を通じて、
人の作品を尊重するとはどういうことか
パクリとは何なのか
オマージュは何が違うのか
を自然に理解していきます。
教授いわく、
「パクリとオマージュの違いは、作った本人の“心の在り方”にすべて現れる」
まさにその通りだと思います。
AI時代の「創作」は、人間の身体性と感性をどう残すかが勝負
AIは、
どれだけ精密な映像も作れます。
どれだけ複雑な音楽も作れます。
でも——
AIには“身体性”がありません。
ペンを握る感触、
粘土をこねる重さ、
声を出して歌う震え、
カメラを構える緊張感。
こうした“人間にしか持てない身体性”を経験していないAIは、
本当の意味で「表現」しているとは言えません。
だからこそ、ロジスクのクリエイティブAIコースでは、
- 3Dプリンターで立体を作る
- カメラで実写を撮影する
- マイクで声を吹き込む
- 手で構図を描いてからAIに渡す
- 紙にラフスケッチを描いてから生成する
こうした AI × 人間の身体性 を組み合わせたカリキュラムを提供します。
AIだけで完結させない。
人間の感性も捨てない。
だから作品に“温度”が生まれます。
他教室の「プロンプトエンジニアリング講座」とは一線を画す理由
最近よくあるのが、
「AIにこう言えばこう返ってくるよ」という操作方法だけを教える教室。
そういった“プロンプトの書き方教室”は、
一時的には楽しいかもしれませんが、子どもの成長にとっては不十分です。
ロジスクが重視しているのは、
プロンプトの書き方ではなく、「どう生きるか」という問い。
子どもが作品をつくる時に向き合うのは、
- 何を表現したいのか
- なぜそう作るのか
- その作品には誰の権利が関係しているのか
- 人として何を大切にしたいのか
こうした “価値観を育てる学び” です。
AIが進化するほど、
人間の価値観・倫理・想いの部分が問われます。
だからロジスクは、
“技術”ではなく “人間”を中心にしたAIクリエイティブ教育 を提供します。
子どもは、AIと共に「人間として成長する」ことができる
クリエイティブAIコースでは、
単に作品を作るのではなく、
- 自分の考えを言葉にし
- AIに正確に伝え
- 自分の作品として責任を持ち
- 他者の作品に敬意を払い
- 人として誠実である
そんな“創作者としての姿勢”を育てます。
AIの時代にこそ、人間が問われる。
その本質を、小学生だからこそ自然に身につけてほしいと思っています。
開設時期と詳細のご案内
正式な募集開始・カリキュラム内容は、
ロジスク公式サイトにてご案内いたします。
- ロジカルAIスクール公式サイト
https://logicalaischool.com/ - コース紹介ページ
https://logicalaischool.com/course/
クリエイティブAIコースに興味のある方は、
開設案内をお届けする 先行登録フォーム を準備中です。
公開次第、ご案内いたします。
まとめ
AIが何でも作れる時代にこそ、
人間らしさをどう育てるか が教育の中心になります。
ロジスクのクリエイティブAIコースは、
- AI × 創造
- AI × 身体性
- AI × 倫理
- AI × 言語化
- AI × 自己表現
これらを統合し、
子どもが “自分の作品を持つ人生” を歩めるように設計しています。
著者: 川島優貴
所属: AIパートナーズ株式会社 代表取締役