公立小から附属中を受験した母として、今だから思うこと
私は、ロジカルAIスクール代表の川島優貴の母です。
息子は今、吉祥寺で「ロジカルAIスクール」、通称ロジスクという子ども向けの教室を運営しています。
息子が中学受験について、自分の経験や思いをブログで書いているのを見て、母親である私にも、今だから書けることがあるのではないかと思いました。
中学受験を経験した本人の目線と、親の目線は、やはり違います。
親として、なぜ中学受験を選んだのか。
どんな不安があったのか。
実際にどんな準備をしたのか。
そして、合格後に何を感じたのか。
この記事では、公立小から附属中を受験した母親としての体験を書いてみたいと思います。
息子は公立小に通っていました

息子は公立小学校に通っていました。
ただ、その学校は、ほとんどの生徒が中学受験をするような環境でした。
公立小といっても、地域や学校によって雰囲気は大きく違うと思います。
息子が通っていた学校では、中学受験は特別なものというより、かなり身近な選択肢でした。
周りの子が塾に通い始める。
保護者同士の会話でも、受験や学校説明会の話が出る。
自然と「うちはどうするのか」を考えるようになります。
親としては、周りに流されたつもりはありません。
でも、そういう環境の中にいると、中学受験を意識せずにいることは難しかったように思います。

私たち夫婦が附属中を考えた理由
私たち夫婦は、附属高校から大学へ進学しました。
そのため、附属校の良さや、大学受験に追われすぎずに学生生活を送れる安心感を、ある程度知っていました。
だからこそ、息子にも附属中を受験させました。
中学から附属校に入ることができれば、その先の高校、大学まで、少し落ち着いた環境で過ごせるのではないか。
勉強だけに追われるのではなく、部活や友人関係、本人の好きなことにも時間を使えるのではないか。
親としては、そういう期待がありました。
今振り返ると、それは親としての愛情でもあり、私たち夫婦自身の経験からくる価値観でもあったと思います。
「附属校なら安心なのではないか」
「大学受験の苦労を少しでも減らしてあげられるのではないか」
「中学から落ち着いた環境で過ごせるのではないか」
そう考えて、息子に附属中を受験させました。
附属中の実態がわからず、不安もありました
ただ、附属中を受験させると決めたものの、当時の私は附属中の実態をよくわかっていませんでした。
どのようなご家庭が受験するのか。
どのような子が合格するのか。
学力だけで見てもらえるのか。
それとも、親のつながりや学校との関係、いわゆるコネのようなものが必要なのではないか。
今思えば、わからないからこそ不安になっていたのだと思います。
情報が少ないと、親はどうしてもいろいろなことを考えてしまいます。
息子の力だけでは足りないのではないか。
家庭として何か足りないのではないか。
準備が遅れているのではないか。
子どもの将来がかかっていると思うからこそ、親は少しの不確かさにも敏感になります。
結果として、息子は附属中に合格しました。
ですから、今振り返れば、コネが必要なのではないかという心配はしなくてもよかったのだと思います。
ただ、当時の親としては、本当に真剣でした。

学校説明会やイベントには、できるだけ参加しました
その不安もあり、小学4年生の頃から、学校主催の説明会にはできるだけ参加しました。
その学校が参加するイベントにも、欠かさず足を運ぶようにしていました。
説明会やイベントでは、資料だけではわからないことが見えてきます。
先生方の雰囲気。
学校の考え方。
生徒さんの様子。
校舎の空気。
保護者の雰囲気。
学校が大切にしている価値観。
そうしたものは、パンフレットや偏差値表だけではわかりません。
また、説明会やイベントでは、参加時に名前を書くこともあります。
それが合否に直接関係するかどうかは、私にはわかりません。
そこを軽々しく言うことはできません。
ただ、親としては、参加しないよりは参加しておいた方がよいのではないかと感じていました。
何より、学校をよく知ることで、「この学校に息子を通わせたい」と思えるかどうかを、自分たちの目で確認することができます。
中学受験は、偏差値だけで学校を選ぶものではありません。
子どもが6年間を過ごす場所を選ぶものです。
そう考えると、説明会やイベントに足を運ぶことは、親にとっても子どもにとっても、とても大切な準備だったと思います。

合格後、先生から言われた「存じております」という一言
息子が合格した後、合格後の説明会で、以前お会いしたことのある先生にご挨拶をしました。
すると、その先生から、
「存じております」
と言っていただいたことがありました。
その一言を聞いた時、私は少し驚きました。
もちろん、説明会やイベントに参加していたことが合否に関係したのかどうかはわかりません。
そこを断定することはできません。
ただ、少なくとも学校側は、保護者や家庭の姿勢をまったく見ていないわけではないのだと感じました。
説明会に参加すること。
学校の話を直接聞くこと。
先生方の雰囲気を見ること。
子どもが通うかもしれない場所を、自分たちの目で確かめること。
それらは、受験の点数そのものとは別の意味で、とても大切な準備だったと思います。
学校に「覚えてもらうため」に参加するというよりも、親としてその学校をきちんと知るために参加する。
その積み重ねが、結果として、家庭の関心や姿勢として伝わることもあるのかもしれません。

中学受験は、親も迷いながら進むもの
中学受験は、子どもだけが頑張るものではありません。
親も迷います。
不安になります。
これでよいのかと何度も考えます。
特に、附属中のように、外からは見えにくい部分がある学校を受験する場合、親の不安は大きくなりやすいと思います。
だからこそ、説明会やイベントに足を運び、自分たちの目で学校を見ることは、とても大切だと思います。
合否に関係するからというより、親自身が納得するためです。
子どもが通うかもしれない学校を、偏差値や評判だけではなく、空気感まで含めて知るためです。
私は、附属中を受験させたこと自体を後悔しているわけではありません。
息子は合格しましたし、その経験から得たものもあったと思います。
ただ、今振り返ると、中学受験は合格だけを見て進めるものではないと感じます。
どんな環境で学ばせたいのか。
子どもにどんな時間を過ごしてほしいのか。
その学校が本当にわが子に合っているのか。
親として、そこを考えることが大切なのだと思います。
息子がロジスクを作ったことを、母としてどう見ているか
息子が今、ロジスクを運営していることを、私は母としてとても意味のあることだと感じています。
ロジスクは、中学受験塾ではありません。
附属中の合格を目指すための教室でもありません。
でも、私が中学受験を経験した母親として感じている「学校選び」や「学びの土台」の大切さと、息子がロジスクで大切にしていることは、深いところでつながっているように思います。
ロジスクでは、子どもたちがAIを使いながら、自分の考えを言葉にし、作品を作り、それを人に伝える学びをしています。
AI教室と聞くと、パソコンやプログラミングの教室だと思われるかもしれません。
でも、私が見ていて感じるのは、ロジスクが大切にしているのは、もっと根っこの部分だということです。
自分で考えること。
考えたことを言葉にすること。
人に伝えること。
試行錯誤すること。
自分のアイデアを形にすること。
これは、受験にも、受験以外の人生にも必要な力だと思います。
ロジスクという選択肢も、知っていただけたら嬉しいです
中学受験をするご家庭にも。
中学受験をしないご家庭にも。
中学受験をやめようか悩んでいるご家庭にも。
ロジスクという選択肢を、知っていただけたら嬉しいです。
子どもが目を輝かせて学ぶ姿を見ると、親は少し安心できます。
「この子はこの子のままで大丈夫」
「点数だけでは見えない力が育っている」
「考えることを楽しんでいる」
そう思える時間は、親にとっても子どもにとっても、とても大切だと思います。
中学受験を経験した母親として、そして川島優貴の母として、今はそう感じています。
ロジスクが、お子さんにとっても、保護者の方にとっても、新しい学びの選択肢の一つになれば嬉しく思います。