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2026.06.28

中学受験の塾で母が感じたこと|クラス分け・親同士の空気・子どもを数字だけで見ないために

私は、ロジカルAIスクール代表の川島優貴の母です。

息子は中学受験を経験し、附属中に合格しました。

今、息子は吉祥寺で「ロジカルAIスクール」、通称ロジスクという子ども向けの教室を運営しています。

ロジスクは、AIを使いながら、子どもたちが自分の考えを言葉にし、作品を作り、人に伝える教室です。

息子が中学受験について自分の経験や思いを書いているのを見て、母親である私にも、今だから書けることがあるのではないかと思いました。

今回は、中学受験の中でも「塾で体験したこと」について書いてみたいと思います。

中学受験というと、志望校や偏差値、合格・不合格に目が向きがちです。

でも、実際に親として向き合ってみると、日々の中心にあったのは塾でした。

どの塾に通わせるのか。
どのクラスにいるのか。
テストで上がるのか、下がるのか。
周りの子や保護者と、どう関わるのか。
親として、子どもをどのように見守るのか。

本当にたくさん考えることがありました。

この記事では、息子の中学受験で塾に通わせた経験をもとに、母親として感じたことを書いてみたいと思います。

息子は年長から塾に通い始めました

息子は、幼稚園の年長の頃から四谷大塚の準拠塾に通っていました。

そして小学3年生からは、四谷大塚の御茶ノ水校に通いました。

算数、国語、理科、社会。
中学受験に必要な科目を勉強していく中で、親として感じたのは、塾の世界はとてもはっきりしているということです。

テストの点数が出る。
偏差値が出る。
順位が出る。
クラスが決まる。

子どもの努力が、数字として見える世界です。

それはわかりやすい反面、親にとっても子どもにとっても、かなり厳しい世界だったと思います。

塾のクラスは、成績順に決まりました

塾では、成績順にクラスが決まります。

毎週のようにテストがあり、その結果でクラスが変わります。

息子は、だいたい上から2番目、3番目あたりのクラスにいました。

ただ、国語の点数が良い時には、開成を目指すような最上位クラスに入ることもありました。

親としては、クラスが上がれば嬉しい。
下がれば不安になる。
どうしても一喜一憂してしまいます。

本当は、子どもの価値はクラスで決まるものではありません。

でも、中学受験の塾にいると、クラス名や席順、テスト結果がとても大きな意味を持つように感じてしまいます。

今振り返ると、そこに中学受験の怖さもあったと思います。

子どもを見ているつもりで、いつの間にか点数やクラスを見てしまう。

親として、そうならないようにするのは簡単ではありませんでした。

クラス分けで見えた、親同士の空気

息子が最上位クラスに入った時のことです。

そのクラスには、幼稚園が同じだった、とても頭の良いお子さんがいました。

その子のお父様は、とても熱心な方でした。

普段は、会っても特に挨拶や会話があるわけではありませんでした。

ところが、息子が同じ最上位クラスに入った時だけ、急に話しかけてこられたことがありました。

同じクラスになったことで、何か情報を得たいと思われたのかもしれません。
あるいは、同じレベルにいる家庭として見られたのかもしれません。

でも、息子がそのクラスにいたのは一か月だけでした。

その後、クラスが変わると、そのお父様が話しかけてくることはなくなりました。

その時、私は「中学受験の世界には、本当にいろいろな人がいるのだな」と思いました。

もちろん、その方を責めたいわけではありません。

中学受験の世界では、親も必死になります。
わが子のために情報を集めたい。
少しでも有利になることを知りたい。
同じクラスの家庭の様子が気になる。

その気持ちは、今ならわからなくもありません。

でも、子どもをクラスや偏差値で見てしまう怖さを、その時に感じました。

上のクラスにいる時だけ価値がある。
成績が良い時だけ認められる。
同じレベルにいる時だけ関心を持たれる。

もし子どもがそんな空気を感じ取っていたら、どれほど苦しいだろうと思います。

中学受験では、クラスが上がることもあります。
下がることもあります。
テストの点数が良い週もあれば、悪い週もあります。

でも、本来、子どもの価値はそこでは決まらないはずです。

親が見なければいけないのは、クラス名ではなく、その子自身です。

何に悩んでいるのか。
何に苦しんでいるのか。
どこでつまずいているのか。
どんな時に目が輝くのか。

この経験は、私にとって忘れられない出来事の一つです。

父親も塾のお迎えを通して関わっていました

息子の父親は、塾のお迎えをしていました。

中学受験というと、母親が勉強やスケジュールを見ている印象が強いかもしれません。

でも、わが家では父親も、できる範囲で関わっていました。

塾の帰りに迎えに行く。
疲れて出てくる息子の様子を見る。
その日の雰囲気を感じる。
家までの道で、少し話をする。

それも、親としての大切な関わりだったと思います。

また、主人は他のお迎えの保護者の方とも話をしていたようです。

中学の入学式の日、ある保護者の方から主人に声をかけていただいたことがありました。

その方は、「塾で一緒でした」と話してくださいました。

私はその時、塾という場所は、子どもが勉強する場所であると同時に、親にとっても情報や空気を感じる場所だったのだと改めて思いました。

どのクラスにいるのか。
どんな子が通っているのか。
親たちはどんな雰囲気なのか。
子どもたちはどんな表情で塾から出てくるのか。

送り迎えの時間にも、親はさまざまなものを見ています。

中学受験は、子ども一人で進むものではありません。
母親だけで抱えるものでもありません。
父親も含めて、家庭全体で関わっていくものなのだと、今振り返ると思います。

塾は、親の考え方も試される場所でした

塾に通わせて感じたのは、中学受験は子どもの学力だけでなく、親の考え方も試されるということです。

成績が上がった時、親はどう声をかけるのか。
クラスが下がった時、子どもをどう受け止めるのか。
周りの家庭と比べてしまった時、親自身がどう気持ちを整えるのか。

塾の世界では、数字がとてもわかりやすく出ます。

だからこそ、親も気をつけないと、子どもを数字で見てしまいます。

「上のクラスにいるからすごい」
「下がったからだめ」
「偏差値が足りないから不安」
「周りの子はもっとできている」

そういう見方をしてしまうと、子どもは逃げ場を失ってしまいます。

もちろん、受験である以上、点数も偏差値も大切です。

でも、それだけでは子どもの全部は見えません。

どんなふうに考えているのか。
どんな時にやる気が出るのか。
どんな環境なら安心して力を出せるのか。
何を面白いと感じるのか。
どんなことなら自分から話したくなるのか。

そういう部分を、親が見落とさないことが大切だったのだと思います。

塾での経験が、今のロジスクにもつながっていると感じます

息子が今、ロジスクを運営していることを、私は母としてとても意味のあることだと感じています。

ロジスクは、中学受験塾ではありません。
偏差値を上げるためだけの教室でもありません。
有名校に合格するための教室でもありません。

でも、私が中学受験の塾で感じたことと、ロジスクで大切にしていることは、深いところでつながっているように思います。

塾では、点数やクラスがはっきり出ます。

もちろん、それは受験には必要なことです。
結果を見ながら努力する経験も大切です。

ただ、子どもの力は点数やクラスだけでは測れません。

自分で考える力。
自分の考えを言葉にする力。
人に伝える力。
うまくいかない時に、もう一度考える力。
自分に合う方法を探す力。

そうした力も、子どもにとってとても大切だと思います。

ロジスクでは、子どもたちがAIを使いながら、自分の考えを言葉にし、作品を作り、それを人に伝える学びをしています。

AI教室と聞くと、パソコンやプログラミングの教室だと思われるかもしれません。

でも、私が見ていて感じるのは、ロジスクが大切にしているのは、もっと根っこの部分だということです。

自分で考えること。
考えたことを言葉にすること。
人に伝えること。
試行錯誤すること。
自分のアイデアを形にすること。

これは、受験にも、受験以外の人生にも必要な力だと思います。

子どもをクラスや偏差値だけで見ないために

中学受験の塾では、どうしてもクラスや偏差値に目が向きます。

親も必死になります。
子どものために何とかしたいと思います。

それ自体は、悪いことではありません。

ただ、クラスが上がった時だけ喜ぶ。
下がった時に必要以上に落ち込む。
点数が取れた時だけ安心する。
点数が悪いと、その子自身まで否定したような気持ちになる。

そうなってしまうと、子どもは苦しくなります。

親が見たいのは、点数ではなく、その子自身だったはずです。

何に興味があるのか。
どんな時に目が輝くのか。
どんな考え方をするのか。
どんな言葉で伝えようとするのか。
どんな時に自信を持てるのか。

ロジスクで子どもたちが、自分の考えを話し、作品を作り、楽しそうに発表している姿を見ると、点数やクラスだけでは見えない力が確かにあるのだと感じます。

中学受験をするご家庭にも。
中学受験をしないご家庭にも。
中学受験をやめようか悩んでいるご家庭にも。

子どもを一つの数字だけで見ない学びの場があってもよいのではないでしょうか。

ロジスクという選択肢も、知っていただけたら嬉しいです

中学受験は、一人ひとり違います。

わが家の経験が、そのまま他のご家庭に当てはまるとは思っていません。

集団塾が合う子もいます。
個別指導が合う子もいます。
最後まで大手塾で伸びる子もいます。
途中で学び方を変えた方がよい子もいます。

だからこそ、これはあくまで一つの家庭の体験談として読んでいただければと思います。

ただ、塾での経験を通して、私は強く感じました。

子どもに必要なのは、周りと同じ道を歩くことだけではありません。

その子が安心して考えられること。
その子の良さを見てくれる大人がいること。
点数だけでは見えない力を育てること。
そして、自分の考えを自分の言葉で伝える経験を積むこと。

それが、子どもの学びにはとても大切なのだと思います。

息子が運営しているロジスクは、そうした力を育てる教室です。

AIを使いながら、自分で考える。
言葉にする。
作品にする。
人に伝える。

その経験は、受験のためだけではなく、その先の人生にもつながる力になると思います。

ロジスクが、お子さんにとっても、保護者の方にとっても、新しい学びの選択肢の一つになれば嬉しく思います。

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