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2025.12.06

中学受験が辛いと感じたら知ってほしいこと

結局、「好奇心」に勝る学習はない。

ロジカルAIスクール(ロジスク)代表の川島優貴です。

中学受験の勉強が辛い
「子どもがまったくやる気を出さない」
「こんな思いをしてまで中学受験を続ける意味があるのか…」

そんな検索をして、このページにたどり着いた方も多いと思います。

正直に言うと、
私は中学受験生として「できる子」ではありませんでした。

  • 四谷大塚お茶の水校に通塾
  • 小4の時点で
    • 国語:偏差値40前後
    • 算数:50〜55
    • 地理:46くらい
    • 理科:50前後

今振り返ると、
「あそこまで怒られながら、良く中学受験を続けていたな」と思うレベルです。

でも、そんななんとも言えない受験生だった僕が、今は
子ども向けAI教室「ロジカルAIスクール」を運営し、
中学受験で悩むご家庭の相談に乗る側
になっています。

その背景には、はっきりと言えることがあります。

結局、中学受験であっても、好奇心に勝る学習はない。

今日は、自分の中学受験の失敗と転機を正直にお話ししながら、
「中学受験が辛い」と感じている親御さんにお伝えしたいことを書きます。


■ 小4の僕は、ただの「微妙な中学受験生」だった

私が中学受験勉強を本格的に始めたのは、小学4年生。
当時の王道パターン通り、四谷大塚お茶の水校に入りました。

しかし成績は、正直いまひとつ。

  • 国語:偏差値40前後
    • 文字が「意味のあるかたまり」ではなく、ただの記号にしか見えない
    • 文章なんて読みたくない
  • 算数:偏差値50〜55
    • 4教科の中ではまだ好きだったので、かろうじてマシ
  • 理科:偏差値50前後
    • 実験や宇宙の話は面白いが、花の名前の暗記は地獄
  • 地理:偏差値46くらい
    • 山や川の名前を覚えさせられるだけ
    • 行ったことも見たこともない場所を丸暗記するのは、ただの苦痛

今思えば、
「嫌いなことを中学受験だからと我慢してやらされる」
典型的なパターンの子どもだったと思います。

算数だけ少しマシだったのは、
4つの中で「まだ好きだった」から。
ただ、それだけです。


■ 中学受験が辛い子どもに必要なのは、「好き」が火を噴く瞬間

そんな僕に、決定的な転機が訪れます。
きっかけは 歴史 でした。

小4から我が家では、
中学受験に専念させるために

  • 漫画
  • ゲーム

などの娯楽が一切禁止になりました。

唯一許されていたのが、「歴史漫画」だけ。

これが、とにかく面白かった。

さらに、今は亡き祖父の存在も大きかったのです。

  • 戦時中の体験をよく話してくれた
  • 零戦のフィギュアを集めていた
  • 家族旅行で広島の原爆ドームを見に行った

こうした経験が積み重なり、
僕の中に「歴史が好きになる土壌」が自然と整っていきました。


■ 小5で一気に変わる。「知っていることを書くだけ」で高得点

中学受験のカリキュラムでは、小5から本格的に歴史が始まります。

授業がスタートしてみると、驚きました。

  • 歴史漫画で読んだこと
  • 祖父から聞いた話
  • 旅行で見た景色

それらをそのまま答案用紙に書くだけで、
ほぼ満点に近い点数が取れる。

偏差値は65〜70。
「頑張って覚えた」という感覚はほとんどなく、
「あ、これ知ってる」「これも聞いたことある」の連続でした。

これが、
“好奇心に火がついた状態での中学受験勉強”です。


■ それでも、全部が得意になったわけではない

もちろん、歴史の中でも苦手な時代はありました。

  • 平安時代(前期)
  • 江戸時代(中期)

このあたりは、成績がガクッと落ちました。

理由ははっきりしています。

  • 戦乱が少なく、ストーリーの起伏が少ない
  • 中学受験の出題では「作品名」「人物名」「年号」などの暗記が中心

深く掘れば面白い時代なのですが、
受験問題の形になると、ただの「暗記ゲーム」になってしまうからです。

一方、近代史(明治〜昭和)になると、また火がつきました。

  • 祖父の話
  • 自分で本を読んで調べまくった知識

これらがハマり、
100点連発。平均点がガクッと下がる中で、偏差値80(全国1位)を叩き出したこともあります。

…でもその一方で、国語の偏差値は相変わらず50以下。
本当に極端な中学受験生でした。


■ 歴史にハマった結果、「地理の成績まで勝手に上がる」現象

ただ、ここで一つ大きな変化が起きます。

地理など、他の社会分野の成績も上がり始めたのです。

なぜか?

別に、地理が好きになったわけではありません。

歴史を深く知れば知るほど、
自然と 地理的な情報 を意識せざるを得なくなるからです。

  • 戦国時代:武将の領地がどの地域か(今の何県あたりか)
  • 合戦:どんな地形で、どんな天候だったのか
  • なぜその戦いで勝敗が分かれたのか(地形・気候・交通の要所など)

歴史をより面白く感じるためには、
地理を知らないと楽しめない場面が増えていきます。

その結果、
中学受験の地理のテストで問われる内容が「自然と分かるようになっていた」わけです。

好奇心から始まった学びが、周辺の科目を勝手に巻き込んでいく。

この体験は、
「世の中はいろいろつながっている」という感覚を
僕の中に深く刻み込んでくれました。


■ 好奇心のない「中学受験勉強」は、正直きつい

ここまで読んでいただいた親御さんは、
こんな感想を持たれたかもしれません。

「うちの子には、そんな好きな教科がないから困ってるんだけど…」

まさにそこが、
今の中学受験が辛い受験になりやすいポイントです。

  • 出る杭にならないように、全部平均的にやらせる
  • 嫌いでも「受験だから」と我慢させる
  • 好きなものに偏ると「バランスが悪い」と心配する

でも私の実体験から言えるのは、
「好奇心ゼロの状態でやる中学受験勉強ほどキツいものはない」ということです。

逆に言うと、

どこか一箇所でも「好き」「面白い」と思える領域があると、そこから学びは一気に広がる。


■ これからの中学受験に必要なのは、「好奇心を中心にした学び」

AIが当たり前に存在するこれからの社会では、

  • 知識の量
  • 暗記のスピード

だけでは戦えません。

必要なのは、

  • 何に好奇心を持てるか
  • どこまで自分で掘り下げられるか
  • その過程で得た情報をどうつなげるか
  • それをどう言語化するか

という 「思考の筋力」 です。

これは、中学受験をする・しないに関わらず、
子どもが社会に出たとき必ず必要になる力です。


■ ロジスクは「中学受験の点数を直接上げる塾」ではありません。

でも、中学受験の辛さを和らげる場所にはなれます。

ここで大事な前提を、はっきり言います。

ロジカルAIスクールは、
中学受験の直接的なテクニックを教える塾ではありません。

  • 算数の特殊算をひたすら演習させる
  • 国語の記述問題の「型」だけを覚えさせる
  • 受験校別の過去問を徹底的に回す

こうしたことは、中学受験専門塾の役目です。

ロジスクがやっているのは、それとは違います。

  • AIとの対話を通して、考えを整理し、言葉にする
  • 物語を作ったり、動画や音楽を生成したりしながら、「好き」を深掘りする
  • 3DプリンターやVRなど最新テクノロジーを使って、「知識を形にする」体験をする

その中で、結果として

  • 好奇心が戻る
  • 自己肯定感が回復する
  • 学ぶことそのものへのイメージが変わる

といった変化が、子どもたちに起こっています。

中学受験を続けるにしても、やめるにしても、
この「学びの土台」は一生ものです。


■ 中学受験が辛いと感じたら、「一度立ち止まる場所」としてロジスクを使ってほしい

中学受験をやめろとは言いません。
挑戦する価値は十分にあります。

ただし、
その過程で子どもの好奇心と自己肯定感を失ってしまうのは、あまりにももったいない。

  • 受験勉強に疲れ切っている
  • 親子の会話が点数と塾の話ばかりになっている
  • 子どもが「どうせ僕なんて」と言い始めている

そんなときこそ、一度立ち止まってほしいのです。

受験の合否よりも、
この子が「学ぶことが嫌いになっていないか」を見てあげてほしい。

ロジスクは、
中学受験を続ける子にも、やめる子にも、
どちらにも意味のある学びを提供できる場所だと自負しています。


■ 結局、「好奇心」に勝る中学受験対策はない。

最後に、もう一度だけ最初の言葉を繰り返します。

結局、好奇心に勝る学習はない。

これは、中学受験でも、
その先の高校・大学・社会でも、
ずっと変わらない真理だと思っています。

  • 好きなことを起点に世界が広がる
  • その過程で他教科もつながり始める
  • 学ぶことそのものが「楽しい」になる

そんな学び方を、
ロジスクではAIと一緒に体験できます。

中学受験が辛くなってきている今だからこそ、
お子さんの「好奇心の火」を守る選択肢として、
ロジスクを思い出していただけたら嬉しいです。


▼ ロジカルAIスクール公式サイト
https://logicalaischool.com/

▼ コース紹介(対象:小学生コース、中学生コース開校予定)
https://logicalaischool.com/course/

▼ よくある質問
https://logicalaischool.com/faq/


著者:川島優貴
所属:AIパートナーズ株式会社 代表取締役/ロジカルAIスクール代表

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